『カーネギー名言集』 ドロシー・カーネギー編 創元社 1986年10月
【いかにして自信を得るか】
勇者の気持ちを味わいたければ、ありったけの気力をふるって、勇者らしく振る舞うことだ。ウィリアム・ジェームス(米 心理学者)
ほんの少しばかり勇気に欠けていたために、多くの才能ある人々が一生功を成すことなく終わっている。思いきって着手する勇気がなかったために一生無名に終わった、大勢の人間が毎日墓場へ送られる。シドニー・スミス(英 宗教家)
小さい心は不幸に馴れておとなしくなっている。偉大な心は不幸の上にそびえたつ。ウォシントン・アーヴィング(米 文学者)
人間は死を恐れるべきでない。こう言えるのは、私が死に何度も直面したからだ。その体験はまったく快いものだ。耳には美しい音楽が聞こえ、すべては甘美で静寂である。死に直面すれば、これほど幸せな体験は生まれて初めてだ、ということがわかる。エディー・リッケンバッカー(米 飛行士)
【信ずる心】
何よりも大事なことだが、われわれは現在にしか生きられないのだ。過去はもはや存在せず、未来はだれにもわからないのだから。
多くの人間が幸福を追い求めるさまは、まるでうっかりものが帽子を追いかけるようだ。ちゃんと手に持っているか頭にかぶっているのに、自分では気づかない。ウィリアム・シャープ(米 劇作家)
ものごとをあるがままの姿で受け入れよ。起ったことを受け入れることが不幸な結果を克服する第一歩である。ウィリアム・ジェームズ(米 心理学者)
【人間関係について】
相手は間違っているかも知れないが、彼自身は自分が間違っているとは決して思っていないのである。だから、相手を非難しても始まらない。賢明な人間は相手を理解しようと努める。デール・カーネギー
そもそも、相手の間違いを、なんのために指摘するのだ?デール・カーネギー
あなたの話し相手は、あなたのことに対して持つ興味の百倍もの興味を、自分自身のことに対して持っている。人と話をする時には、このことをよく考えていただきたい。デール・カーネギー
【仕事について】
たいていの場合、勤勉な人間は天才のできることなら何でもできるだけでなく、天才のできない多くのことができる。ヘンリー・ウォード・ビーチャー(米 牧師)
何かやる事があると、私はそれをつぶさに研究する。ありとあらゆる角度から検討する。心はその事に浸りきる。こうして得られる成果を世間では「天才のたまもの」と呼んでくださるが、私に言わせれば、それは勤労と思考のたまものである。アリグザンダー・ハミルトン(米 政治家)
「とても無理だ」というのが連中の決まり文句である。私はそういう時こそ努力すべき最善の時だと思っている。カルヴィン・クーリッジ
【自分自身について】
世間の批評はたしかに参考になる場合がありますが、それに惑わされて、自分が本当に伝えたいと思うことから、ただの一瞬でも踏みはずしてはいけません。「自分を正直にだす」ことは芸術の第一条件です。コーネリア・オーティス・シキナー(米 劇作家)
気のふさいだ馬を見たことがあるか?しょげかえった小鳥を見たことがあるか?馬や小鳥が不幸にならないのは、仲間に「いいかっこう」を見せようとしないからだ。デール・カーネギー
いちばん大事なことは、どんな環境が必要かということではなく、どんな考えで毎日生活しているか、どんな理想を追い求めているか、ということです。ヘレンケラー(教育者 社会福祉活動家)
【デール・カーネギー】
たいていの者は、自分でも思いがけないほど、すばらしい勇気を持っている。
人生とは今日一日一日のことである。今日を心ゆくまで味わって生きるのだ。
将来どんな時代が訪れようと、あなたとまったく同じ人間が現れることはないだろう。